さまざまなケースの離婚話を5つ紹介

離婚原因がはっきりしない離婚の概要

離婚原因がはっきりしない離婚-【離婚相談の設定】

  • 夫(秀樹さん) : 45歳
  • 妻(雅美さん) : 43歳
  • 結婚歴 : 10年
  • 子供 : 小学生(光二くん)
  • 理由 : 性格が合わない
  • 離婚言い渡し : 妻から
  • この離婚相談に触れている内容 : −
  • この離婚相談の主題とは : 離婚原因のトップ「性格の不一致」について

突然、離婚を言い出す妻に困惑

秀樹さんは自営業をしています。脱サラして独立してから10年たち、商売繁盛というわけではないのですが、家族3人が生活する分には余裕のある収入があります。販売のみにとどめず、出張メンテナンスも行っており、店を空けるときは雅美さんに店番を頼んでいるため人件費を節約しています。これらの努力が裕福といえずとも、余裕ある暮らしのできる秘訣です。光二くんも明るく素直に育っているため秀樹さんにとっては大変充実した毎日であると実感していました。また、妻の雅美さんも同様の想いでいるということを疑わずに信じていました。

しかし、先週のことです。店じまいを終え、自宅に戻ったときには22時を回っていました。風呂で疲れをいやした後、夕食をとった秀樹さんに、雅美さんが、話があると切り出しました。何かな、と思った矢先に目の前におかれる一枚の用紙。そこには雅美さんの名前と住所が書かれた離婚届でした。

何が起きているのか理解できていない秀樹さんにたたみ掛けるように雅美さんが「離婚してほしい」と真剣な眼差しで訴えてきました。秀樹さんは心底驚いたのですが、冷静に対処しなくてはと思い、「離婚!?ほかに好きなやつができたのか!?」と声を荒げながら聞き返しました。しかし、雅美さんはあきれたような口ぶりで否定し、一言「性格の不一致」とだけ告げました。

それから、秀樹さんが雅美さんに色々と理由を聞いても何も話してくれず、ついにはその場から立ち去ってしまいました。残された秀樹さんは雅美さんが離婚を切り出した理由を考えたのですが、どうしても思い当たる節がありませんでした。ただひとつわかることは、自分が離婚をしたくないということだけです。

雅美さんには離婚の意思が数年前からあった……

秀樹さんは、その後も離婚を考え直すよう何度も雅美さんを説得したのですが、雅美さんはまったく意に介しません。ただ「離婚してほしい」とつぶやくだけです。そして、「性格が合わない」「あなたへの愛情はもうありません」というのみで、秀樹さんの知りたいもっと具体的な原因をどうしても教えてくれません。

途方に暮れた秀樹さんは、近所に住む共通の知人(雅美さんの知人)に相談に行きました。雅美さんの昔からの友達なら、何か知っているのではと思い、まさにわらにもすがる思いで訪問しました。いままでの鬱憤がたまっていたためもあり、自分が雅美さんを幸せにしてやろうと必死だったこと、家族サービスも年に何度かしていたこと、経済的に苦しませたことのないことなど、愚痴をこぼしました。もちろん浮気もしたことがありません。

知人は一通り秀樹さんの愚痴を聞いた後、「本当に離婚の原因がわからないの? 雅美はね、もう何年も前から秀樹さんとの離婚を口にしていたのよ」といいました。さらに続けて、「それに、いつまで雅美に店番させているのよ。あれ、ストレスにしかなっていないのよ、雅美にとってはさ。どうしても雅美にしかできないなにかがあるの?」「いや、バイト雇うのが大変な気がしてさ……」と切り返すと、「えっ! バイトでできることずっと雅美にやらしてきたの!? それはひどいわよ、私でも呆れるわ……。秀樹さんは結局、雅美を人として対等にみてなかったってことじゃない。まぁ、世の男どもはみんなそんなもんだけどさ」 秀樹さんは言い返すことができませんでした。確かに、ここ数年、雅美さんとは店の中で仕事の連絡を聞くぐらいで、会話らしい会話をしたことがありません。夜の方もずっとご無沙汰でした。

離婚に応じるつもりのない秀樹さん

結局、知人との相談でわかったことは、雅美さんの離婚の意思が相当強いと言うことがわかっただけでした。解決への糸口をつかむことのできないまま家路につきました。ただ、秀樹さんは離婚する気は毛頭ありません。しかし、雅美さんが「性格の不一致」を理由に離婚裁判を起こされたらと考えると不安になります。

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